お祭り情報
元宵節になると、野柳では「神明浄港」という儀式が行われ、大勢の行楽客が訪れます。毎年旧暦1月15日、野柳の信者たちは感謝の気持ちを込めて「神明浄港」の儀式を行います。この「淨港儀式(港を清める儀式)」には「淨海巡洋(漁船により海を巡回)」、「神明淨港(神輿を海に入れる)」、「神明過火海(火渡り)」などといった儀礼があります。
「神明過火海(火渡り)」
その後、神輿を担いだ人々は神様に導かれながら裸足で熱い炭の上を三巡します。最後に銅鑼の音が天まで鳴り響く中、神様が里を練り歩きます。これは里を清めて平安を祈る儀式です。「神明浄港」は台湾でここだけにしかない民俗行事です。
「神明淨港(神輿を海に入れる)」
巡回する神様は開漳聖王、媽祖、周倉将軍、土地公などです。叫び声が響きわたる賑やかな雰囲気の中で、たくましい男達が神輿を担いで漁港に飛び込みます。これは漁に出た漁船が豊漁で無事に戻ってこられるようにと願いが込められています。