春風が北海岸に吹き始めると、年に一度の幻想的な景観が再び姿を現します。新北市石門区にある「老梅緑石槽」は、現在ちょうど見頃を迎えています。整然と並ぶ岩礁の溝を一面の鮮やかな海藻が覆い、青い海とのコントラストが美しい、まるで抹茶色のじゅうたんのような自然の絶景が広がります。この景観は多くの写真愛好家や観光客を引きつけ、訪れる人が絶えません。交通部観光署北海岸および観音山国家風景区管理処(以下、北観処)では、地域の特色ある観光を広く知ってもらうため、3月から5月中旬まで、老梅海岸で毎日干潮の時間帯に移動式観光案内ボランティアを配置し、緑石槽の地形景観について解説を行なっています。春の訪れとともに、北海岸への小さな旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
北観処によると、老梅緑石槽は北海岸特有の海食地形で、もともとは火山岩の地層が長い年月にわたり海の波に浸食されてできた溝状の地形です。毎年およそ3月から5月にかけて、石槽の表面は鮮やかな緑色の海藻(アオサ)に覆われ、短い期間ながらも美しい自然の景観を見せてくれます。最近は天候が安定し、日照も十分なため、海藻の生育状況も良好で、現在の被覆率はおよそ50%。観光や写真撮影に最適な時期となっています。早朝には斜めに差し込む陽光が緑石槽と海面を照らし、色彩のコントラストがいっそう際立つことから、写真愛好家の間では「ゴールデンタイム」として知られています。訪れた人からは「実際に見ると写真よりも迫力がある」との声も多く、春のやわらかな潮風が旅のひとときをさらに心地よいものにしてくれます。
自然生態と観光環境を守るため、北観処では来訪者に対し、緑石槽の上を踏みつけないよう呼びかけています。踏みつけると自然景観を損なうだけでなく、滑って転倒する危険もあるためです。また、滑りにくい靴を着用し、海岸の濡れて滑りやすい地面に注意すること、満潮の時間帯を避けること、現地の安全案内にも十分注意するよう勧めています。さらに、海岸の環境を維持するのは容易ではありません。ごみは持ち帰るなどマナーを守り、この美しい海岸線を皆で守っていきましょう。
老梅緑石槽は自然が生み出した景観で、海藻に覆われる期間はわずか数週間ほどです。訪れる予定の方は、事前にインターネットで石門区の潮汐表を確認し、干潮の前後1~2時間の間に到着するよう計画するのがおすすめです。また、北観処の公式サイトでは緑石槽のライブ映像も公開されており、現地の状況を事前に確認することができます。老梅周辺は駐車スペースが少ないため、公共交通機関の利用がおすすめです。バス862番、863番、または「台湾好行」皇冠北海岸線に乗り、「老梅」バス停で下車すれば、徒歩約5~10分で到着します。緑石槽を楽しんだ後は、台湾本島最北端にある富貴角灯台、富基漁港、婚紗広場、海岸遊歩道など周辺スポットを巡るのもおすすめです。春の海岸ならではの自然の魅力を感じながら、新鮮な海産物や石門名物の粽も味わえます。老梅緑石槽は春限定の景観で、見逃すと次はまた一年後。北海岸の「緑の奇跡」を、ぜひ体験してみてください。詳しいイベントや観光情報は、北観処の公式サイトまたは公式SNSをご覧ください。










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