交通部観光局北海岸および観音山国家風景区管理処では、「2018年海湾旅行年」と6月8日の国際連合の「世界海洋デー」に合わせ、6月6日と9日に白沙湾および和平島公園で三回にわたるビーチクリーン活動を開催しました。今回の海洋環境教育イベントでは、「塑戦速決(使い捨てプラスチック製品との戦いを即決)」という理念を推進。社会公益団体および政府機関、学校が共同でビーチクリーン活動を実施し、社会貢献型旅行による海洋ゴミの削減を行ないました。
6月6日のビーチクリーン活動では、台北ヨーロピアンスクールの教師・生徒が約120名、丹鳳高校の教師・生徒が約200名、および熱心なボランティアも加わり、一緒に白沙湾を清掃しました。当日、会場には観光局のキャラクター「喔熊(オーション)」も駆けつけ、ビーチクリーン活動の参加者を元気づけました。会場はまるでカーニバルのような雰囲気で、さまざまな国籍の人たちが集まりました。同時に、子供たちに環境保護の大切さを教えることもできました。イベント後は、本処の「遊憩探索館」およびマルチメディア室にて環境に関する解説ガイドも行なわれました。
3回にわたるビーチクリーン活動では、合計1,000キロ近くの海洋漂流物が集められました。初期の分析ではプラスチック製の海洋漂流物(浮き球、漁具、ビニール袋など)がメインで、60%を占めるとのことです。その次に多かったのがペットボトルなどでした。当イベントは2018年の「世界海洋デー」に合わせ、プラスチック製品による海洋汚染を防ぎ、健康的な海洋環境を造ることが目的となっています。北海岸および観音山国家風景区管理処によれば、社会貢献型旅行はサービス学習と組み合わさり、環境教育指導団体の下で社会活動に参加でき、一般の方々が旅行を通して台湾の美を探索できるのではないかと期待しています。参加者の皆さんに海洋への関心を高めてもらうことを願っています。最も重要なのは、廃棄物の産出を減らすことで、引き続き「プラスチック製品の使用削減」政策を推進していきます。ビーチクリーン活動によって人々が生活を見直し、プラスチック製品の使用を減らし、さらに「ゼロ・プラスチック製品」に向けて邁進することを願っています。