交通部観光署北海岸および観音山国家風景区管理処が国際デザインコンペで高く評価されました!同処が2024年に刷新した新デザインのロゴマーク(処徽)は世界各国からの作品が集まる「英国FADA(Future Art & Design Awards)」においてプラチナ賞を受賞。約10カ国からの出品作の中で際立つ存在感を放ち、台湾の地域ブランドデザインが持つ国際的な実力と創造性の高さを改めて世界に示しました。
FADA(Future Art & Design Awards)はイギリス主催の国際的なデザインコンペティションで、専門性、公平性、そして革新的な視点を重視し、世界中のあらゆる年齢やキャリアステージの参加者に対し、効率的かつプロフェッショナルなサポートを提供することで知られています。今回、北観処がプラチナ賞を受賞したことは、台湾の地形・風景文化を視覚的にデザインとして昇華させた成果に対する高い評価であり、台湾観光のイノベーションのエネルギーを改めて世界に示すこととなりました。
今回受賞したロゴデザイン(処徽)は北観処が管轄するエリアの中でも最も象徴的な自然ランドマークである野柳の「女王頭(クイーンズヘッド)」をビジュアルの中心に据え、観音山の山並みのシルエットや、生命力溢れる老梅緑石槽(緑の藻が生える岩)を巧みに融合させたものです。幾何学的なフォルムと明るい色彩で、地域の多様な風景や文化の個性を表現し、地元の自然と文化を「国際的なビジュアル言語」へと昇華させました。デザインには淡いブルー、オレンジイエロー、エメラルドグリーンの3種類をメインカラーに採用し、それぞれ「青空と白雲」「夕日の輝き」「豊かな生態系」を象徴しています。これら3色が重なり合う円形のモチーフは、文化の融合、地域の共栄、そして持続可能な発展という理念を象徴しています。
北観処によれば、ロゴ制作にあたってデザインチームは地域の特色と現代的な美学の融合に尽力しました。単なるロゴにとどまらず、高い識別性を備えたビジュアル・システムの構築を目指し、このデザインを通じて国際的な旅行者に「北海岸および観音山国家風景区」の印象をより深く刻み込むことを意図しています。この栄誉は、デザインの勝利にとどまらず、台湾の地域文化が国際舞台へ羽ばたいた成果の証です。北観処は今後も創造性と専門性をもって観光ブランドのアップグレードを推進し、世界に向けてさらに広く台湾の魅力を発信していくとしています。
今回のFADAプラチナ賞受賞は北観処にとって単なる栄誉にとどまらず、貴重なブランド資産であり、国際的な注目を集める絶好の機会となりました。今後はロゴマークをパンフレットやイベントのビジュアル、公共施設のデザインなどへ積極的に展開し、一貫性と魅力ある観光ビジュアル・アイデンティティを構築していく予定です。これにより、来訪者の体験価値を高め、地域文化の価値向上にもつなげることを目指しています。

北観処のロゴマークが「英国未来芸術&デザイン賞(FADA)」にて「プラチナ賞」を受賞!

世界に誇る野柳女王頭が国際的なビジュアル言語として認められました。

デザインに関連して応用展開

デザイン要素ー石門老梅緑石槽

デザイン要素ー台北観音山