北海岸の石門の老梅海岸は毎年春になると、海蝕溝とアオサが「緑石槽」という美しい景色を作り出します。いつも大勢の人たちが集まり、撮影愛好家たちの聖地となっています。行楽客の一部は好奇心で近づいて撮影するため、たまに緑石槽を踏んでしまう人がいます。北観処では環境生態を持続的に安定させて維持するため、地元の熱心なボランティアの方や各機関団体を積極的に指導し、「石門区老梅緑石槽巡守ボランティアーチーム」を結成しました。地域のパワーに、放送システム、および現場での巡回などを合わせ、勧告と解説を強化しています。行楽客の皆様が緑石槽の生態を理解し、踏んだりせずにルールを守って観賞することを期待しています。
北観処ではすでに老梅緑石槽、浅水湾、白沙湾など、16箇所のビーチが「我愛浄灘(ビーチクリーン)」に組み込まれています。公共機関と民間機関が協力し合い、ボランティア旅行および生態旅行ブームを巻き起こしています。2021年度は合計で377回のビーチクリーンが催され、参加人数は19,959人に達しました。そのほか、該当の管理処では行政院が推進する「向海致敬(海へのリスペクト)」という政策によって、2020年からはシステムを構築し、廃棄物が蓄積しやすい緑石槽などの人気エリアを頻度高めに少なくとも週に一度は清掃し、海岸の景観と環境の保護を維持するようにしています。
老梅緑石槽3月初旬現在の状況
緑石槽ビーチクリーン