金包里老街(古い町並み)

「金山老街」は北海岸で唯一、清国時代に設けられた町並みです。清国時代、この通りは現在のショッピングエリアと同じくらい賑やかで、雑踏に揉まれるほど人々の往来が激しかった商業エリアでした。ここを歩くと、老街に刻まれた過去の繁栄の歴史風景を数多く見ることができます。慈護宮の近くには数軒の老家屋が残っており、昔の「町屋」スタイルです。伝統的な長方形の家屋が数軒連なった商店建築となっています。福建地方の伝統的な建物に西洋風のファザードが組み合わせられています。間口は狭いですが奥行きがあり、アーケドをもつ建物です。通りに残る昔ながらの米店では百年前の木材を組み合わせた入口や、正方形の木箱に入れた異なる価格のお米、旧式の秤などが見られます。また、開いた扉からは、数人の老人がおしゃべりしている光景が眺められます。隣には伝統的な漢方薬店があり、長い歳月を経た家具や陳列された薬缶などが清国時代の面影を留めています。