法鼓山

法鼓山は、聖厳法師によって開山されました。教育、修行、文化を学ぶ仏教の教育園区であり、台湾における仏教の四大道場のひとつに数えられています。法鼓山の形が寝かせた太鼓に似ているため、『妙法蓮華経』にある「撃大法鼓」の喩えから、「法鼓」の名前がつけられました。つまり、寺院で鳴らされる夕方の太鼓と朝の鐘の音が響きわたり、仏門にある人には無形の力を感じられるように、またそうでない人にも仏教の力を感じられるようにという思いがこめられています。ひいては、人々がみな仏、法、僧の三宝の益を得て、智慧と慈悲の恩恵にあずかり、人間社会が健康と平和に導かれ、和やかな楽土となることが願われています。